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インフォバーングループ

インフォバーングループ

Highlights

  • 快適な無線 LAN で働き方の改革が加速
  • 離れた拠点の機器も一元管理して IT 部門の負担軽減

オンラインパブリッシャーのパイオニアとして知られるインフォバーングループ。オフィスと働き方の改革を目指す過程で社内ネットワーク基盤も見直し、性能、安定性、管理性に優れた環境を実現しました。これにより、部門間でのコミュニケーションが活性化し、従業員一人ひとりのパフォーマンス向上につながっています。新しいネットワーク基盤として採用したのが、シスコのクラウド管理型ネットワークソリューション「Cisco Meraki シリーズ」です。

当グループにとって無線 LAN は、いわば基幹ネットワーク。性能や安定性はもちろん管理性も重要です。これらを兼ね備えた Cisco Meraki を選択したことで、グループ全体の働き方改革が大きく加速しました。株式会社インフォバーングループ本社 経営管理部門 情報戦略部 漆田 征史 氏

斬新かつ魅力的なコンテンツの制作を通じ、企業とユーザーをつなぐデジタルブランディングやコンテンツマーケティング支援、オンラインメディア運営などを展開するインフォバーングループ。

企業のデジタルブランディングやメディアプランニングを支援するインフォバーン、「ギズモード・ジャパン」「ライフハッカー[日本版]」「ROOMIE」など、様々な切り口のメディア運営を通じて情報を発信するメディアジーン、そして、グループ全体の経営管理を担うインフォバーングループ本社という 3 つの会社で構成される同グループは、メディアの力を価値に変え、新しいコミュニケーションの形で企業のビジネス発展に貢献しています。

インフォバーンが企画・制作を支援した冷凍食品大手ニチレイフーズの Web マガジン「ほほえみごはん」は、第 6 回 Web グランプリ「企業グランプリ部門」企業 BtoC サイト賞で優秀賞を受賞。また、メディアジーンが運営するビジネスニュースサイト「Business Insider Japan」は「SmartNews Award 2018」で大賞を受賞するなど、その活動は高く評価されています。

課題

無線 LAN のつながりにくさを解消したい

新しい事業を展開する同グループは、自らも常に新しい取り組みにチャレンジしています。その 1 つがオフィスと働き方の改革です。

事業の成長に伴い、同グループの従業員数はこの 5 〜 6 年で急増。一人一席の固定席ではオフィスが手狭な上、コミュニケーションの面でも不便さを感じるようになっていました。

「どのプロジェクトも、プランナー、ディレクター、編集者などがチームで取り組んでいます。ちょっとしたミーティングやディスカッションも多いため、人が自由に動けるオフィスの方が仕事も進めやすい。そこで座席を固定せず、好きな場所を選んで仕事ができるフリーアドレスオフィスの実現を目指しました」と同グループの尾前 麻衣子氏は話します。

同時に無線 LAN の見直しにも着手しました。というのも、従来の無線 LAN にはいくつかの課題を抱えていたからです。

同社は東京・渋谷の本社オフィスの他、京都オフィスでも以前から無線 LAN を整備していました。「しかし、従業員数が急増し、1 人で複数のデバイスを利用するケースも増え MAC アドレスの登録上限が近づき、ショート寸前だったのです」と同グループの漆田 征史氏は話します。

また、通信品質の劣化も課題でした。従業員数の増加に合わせて席を追加した結果、オフィス内に電波の届きづらいエリアがあったり、アクセスポイント(AP)の接続台数の上限を超えるアクセスが集中し、つながりづらい状態になったりすることがしばしばあったといいます。

「近年は扱うファイルが大容量化している上、クラウドサービスの普及によりインターネット接続頻度も増加しています。業務にも徐々に支障をきたす可能性がありました」と尾前氏は振り返ります。 加えて、機器の管理性にも課題を感じていました。

「社員用とゲスト用は異なるベンダーの機器で構築され、社内には 2 系統の無線 LANがあったのです。それぞれに管理ツールが異なり、2 つのツールを使い分けなければならないだけでなく、専門家でなければ容易には扱えないような画面で、使いたい機能がどこにあるのかわかりづらく満足のいくものではありませんでした」と同グループの榊 智子氏は言います。

しかも京都オフィスの管理も兼務しているため、何か問題があれば、現地の社員と電話で話をしながら、手探りで原因を探り、解決しなければならず、非常に手間がかかっていました。最悪の場合は、本社から出向いて対応しなければならないことも想定され、情報システム部の負担増加の懸念も高まっていました。

AP ごとの接続状況などを可視化して、リモートで監視・制御が可能になりました。運用管理が大幅に効率化されています

ソリューション

性能と管理性を総合評価して Cisco Meraki を採用

こうした課題を解決するために同社が導入したのが、シスコのワイヤレスソリューション「Cisco Meraki シリーズ」です。

シスコは Cisco Meraki の機能や操作性などを紹介するオンラインデモ「Webinar(ウェビナー)」を定期開催しており、これに参加するとアクセスポイント「Cisco Meraki MR シリーズ」を 1 台無償で提供するキャンペーンを行っています。そこで、榊氏が Webinar に参加し、Cisco Meraki MR を入手。既存無線 LAN 環境に接続して、その使い勝手を検証しました。

「煩雑なコマンド入力は不要。手順に従って操作するだけでコンフィグ情報などがクラウドから自動でダウンロード/セットアップされるため、使えるようにするまでの設定は非常に簡単でした。既存の無線 LAN に接続し、接続数の多いフロアに設置したところ、つながりやすくなったのを実感。通信のスループットも安定性も申し分ありませんでした」と榊氏は言います。

また、高い管理性も評価しました。

Cisco Meraki シリーズの大きな特徴はクラウド管理であること。管理サーバーを設置せずとも、マルチサイト、マルチネットワークに対応したクラウドのダッシュボードを通じて、Cisco Meraki シリーズのアクセスポイント、ネットワークスイッチ、セキュリティアプライアンスなどを統合的に管理することができます。

「これなら、東京から京都のオフィスの機器を一元的に管理することができ、運用面の負担や懸念を解消できると感じました」と漆田氏は話します。

検討時は既存の機器を活かしながら、機器を増設して対応する方法とも比較したといいます。しかし、この方法では、従来通りの運用を継続しなければならない上、むしろ AP の増台によって管理負荷が高まる懸念もあります。

「Cisco Meraki を使えば、無線 LAN の品質を高められる上、運用を大幅に効率化することが可能。トータルで考えてベストな選択肢が Cisco Meraki だと判断しました」と漆田氏は強調します。

東京と京都の全ての機器を一元的に管理

現在、同社は 5 フロアある渋谷オフィスに AP として Cisco Meraki MR52 を 14 台、PoE スイッチとして Cisco Meraki MS120-8FP を 3 台、L2 スイッチとして Cisco Meraki MS120-24 を 7 台設置。2 フロアの京都オフィスには AP として Cisco Meraki MR33 を 4 台、PoE スイッチとして Cisco Meraki MS120-8LP を 2 台設置しています。すでに述べた通り、これらの機器は東京から一元管理することが可能です。

また、新無線LANの整備をきっかけに、同グループは SSID の見直しも実施。以前はフロアごとに分かれていた SSID を「社員用」と「ゲスト用」の 2 つに集約しました。

「社員用無線 LAN は MAC アドレスで認証し、セキュリティを確保しています。一方、ゲスト用は自由に利用いただくことができます」と漆田氏。これによって、オフィス内でフロアを移動した際や、東京オフィスの社員が京都に出張した際に、改めて SSID を入力せずとも、そのまま無線 LAN を利用できるようになりました。「接続し直す手間が要らないので、仕事もスムーズに進むと好評です」(榊氏)。社員には会社からスマートフォンも支給されており、業務上利用するデバイスも多様化しています。

結果~今後

「つながって当たり前」の無線 LAN がコミュニケーションの活性化を後押し

同グループは Cisco Meraki による無線 LAN の刷新とオフィスの改革により、様々なメリットを実感しています。

まず挙げられるのが通信品質の向上です。

「導入以降、通信トラブルの発生はゼロ。スマートフォンが会社支給され、利用する端末は増えているはずなのに、『つながらない』というクレームはありません」と榊氏。「オフィスのどこにいても、つながることが当たり前という前提で仕事に取り組めます」と尾前氏も続けます。

例えば、Cisco Meraki 導入後、以前から利用している電話アプリの品質が劇的に向上したといいます。「アプリのバージョンはそのままだし、設定も何も変えていません。Cisco Meraki による通信品質の向上を顕著に感じます」(漆田氏)。

社員の働き方も変わりつつあります。自由にオフィスを使う社員が増え、部門を超えて社員同士が交流する機会も増えました。空いている場所にメンバーがさっと集まり、簡単なミーティングをしたり、意見交換を重ねてコンテンツをブラッシュアップしたりする。そんな働き方が定着しつつあります。通信のレスポンスが速くなったことがそうした働き方を後押しし、無駄なストレスが減り、本来時間や労力をかけるべき業務やコミュニケーションに注力できるようになりました。

京都オフィスの AP の保守や増設も本社側で対応可能

管理面では、まだ通信トラブルは発生していませんが、万が一、京都でトラブルが発生してもCisco Meraki は本社側からリモートでトラブル対応やリブートが可能。AP ごとの接続状況も視覚的にわかりやすく表示され、どの AP にどれだけの端末がつながり、どれぐらい帯域を消費しているか、そうした情報も一目で把握できます。「AP の追加が必要になった場合も、利用状況を見ながら、最適な設置場所を設計できます」と榊氏は話します。

将来的には、Cisco Meraki の API と連携させて、メンバーがどのフロアにいるかを可視化する独自ツールの開発も検討しています。これが実現すれば、事前に相手に居場所を確認しなくても、すぐにいる場所を確認して、打ち合わせを行ったりすることも可能になります。

「手に入れた高品質な無線 LAN を有効活用し、ビデオ会議の活用なども強化していく考えです。社員一人ひとりがビデオ会議をストレスなく使えるよう環境を整えることで、オフィス内はもちろん、外出中や在宅勤務中の社員とも対面と遜色ないコミュニケーションが可能になります。情報共有が進み、意思決定のスピードアップも期待できます。Cisco Meraki と親和性の高い『Cisco WebEx』なども試してみたいですね」と漆田氏は語ります。

このようにインフォバーングループは Cisco Meraki を有効活用して、柔軟な働き方が可能なオフィスを実現して、社員のパフォーマンスを最大限に引き出す働き方を推進。情報の力を価値に変えることで、新しいコミュニケーションの形を生み出し、グループとしての存在感をさらに高めていく考えです。