ハイブリッドワークフォース
チームはあらゆる環境で優れたパフォーマンスを発揮できます。
プラットフォーム(PLATFORM)
アクセス製品
セキュリティとIoT製品
ベスト プラクティスを学び、革新的なソリューションを調べ、Meraki コミュニティでいろいろな人と知り合いましょう。
つながる
スープ専門店 「Soup Stock Tokyo」、ネクタイ専門店 「giraffe」 などを展開していることで知られるスマイルズは、社内および各店舗のネットワーク インフラの運用管理を効率化するため、Cisco Meraki クラウド管理型ネットワーク ソリューションを採用。その機能を余すところなく活用して、増え続ける店舗への展開、モバイル デバイス管理 (MDM)、そして日々の運用保守を容易にし、期待以上の成果につなげている。
スマイルズは、首都圏を中心に複数のブランドで店舗を展開しており、その数は 80 以上に及ぶ (2015 年 5 月現在)。それらの店舗および社内で必要となるネットワークの構築と業務端末を含めた運用について、同社では次のような課題を抱えていた。
こうした課題を解決するための製品やソリューションを検討していた同社は、2014 年末にシスコのクラウド管理型ネットワーク ソリューションである Cisco Meraki ソリューション (以下 Cisco Meraki)の導入を決め、2015 年 3 月から正式に運用を始めている。
経営企画本部 情報システム部 副部長 兼 経営企画室の佐藤氏は、今回の経緯と選定のプロセスを次のように話す。
「当社のネットワークやシステム、アプリケーションの企画、開発、運用保守は私を含め 2 名で対応しており、人員、時間共にリソースは不足していました。万一の場合などに ICT 関連の運用レベルが大きく下がってしまうという問題があり、それを解決するために運用負荷を下げられそうな仮想ネットワーク系の製品などを検討していたのが始まりです。
検討は 2013 年頃から始めていたのですが、良いと思えるものはなかなかありませんでした。2014 年末にシスコから Cisco Meraki の提案を受けたとき、これこそ求めていたものだと直感して、その場で採用を決めたのです。スイッチ、ルータ、アクセス ポイントを統括的に管理できること、必要な機能がすべてそろっていること、運用やインフラ管理に通じた人たちが開発したソリューションということが、ダッシュボード (管理画面) を見てすぐに理解できました。
エンジニアが使いやすく、業務効率やコスト効率の改善に注力でき、これから店舗が増えていく中で当社の求めるネットワーク インフラに Cisco Meraki は最適だというインスピレーションが非常に大きかったですね。
1 年以上悩んでいたことが 1 日で解決してしまうほどにインパクトがあるソリューションでした。
シスコが Meraki の技術と製品を取得し、シスコ ブランドとして展開していくということから見えてくる今後のビジョンも評価のポイントです。」
同社では、まずタブレット端末で POS/OES (オーダー エントリー システム) を試験運用しているレストラン 「100本のスプーン」 店舗、および本社に Cisco Meraki を導入し、社内の無線 LAN 提供、既存の VPN 環境との接続を行っている。設定などは 1 日もかからず、工数も非常に少なかったとのこと。まずは VPN やクラウド サービスとの連携、モバイル デバイス管理 (MDM) を重点的に使っていきたいと佐藤氏は話す。Cisco Meraki はデバイス管理のポイントを押さえた、優れたソリューションと評価している。
「Cisco Meraki は、管理画面からボタンやコマンド 1 つで端末のアプリケーションの更新やパッチ適用などを実行できます。MDM がインフラと連携し、直感的に全体がわかりやすくなっていることはメリットです。端末の種類も増え、資産管理や検疫をしっかり行っていく必要があるので、デバイス管理が非常に行いやすい点を高く評価しています。拠点あたりの端末数は数台程度なので、サーバを各店舗に設置するなどデバイス管理のために大掛かりな仕組みを作らなくても、Cisco Meraki ですぐにできるのは大きなポイントです。
他社の MDM ソリューションと比較したとき、1 端末あたりの月額費用と端末数を基に計算すると Cisco Meraki の年間保守費はとても安価であり、これによってデバイス管理にかかると想定していた金額を大きく低減できたのは、想定外のうれしい効果でした。」
経営企画本部 情報システム部の紅谷氏は、Cisco Meraki の使いやすさを次のように評価する。
「ダッシュボードの可視性がとても優れていますね。誰が、どこで、何をしていて、ネットワークをどれくらい使っているか、全体の状況を俯瞰してすぐに把握できます。帯域を有効に使うための手立ても、レポート機能を活かして判断しやすくなりました。接続している端末をリアルタイムにリスト化し、それらの IP アドレスやユーザ情報をわかりやすく簡単に表示できる運用管理ツールは国内ではほとんどなかったので、すごく便利です。今までのツールでは満たせなかったニーズにすぐ応えられるソリューションだと思います。」
スイッチ、ルータ、アクセス ポイントを統括的に管理できること、必要な機能がすべてそろっていること、運用やインフラ管理に通じた人たちが開発したソリューションということが、ダッシュボード (管理画面) を見てすぐに理解できました。1 年以上悩んでいたことが 1 日で解決してしまうほどにインパクトがあるソリューションでした。
経営企画本部 情報システム部 副部長 兼 経営企画室
佐藤氏
全店舗への展開は今後進めていく予定で、2015 年 10 月末の完了を目指している。店舗でのフリー Wi-Fi 提供などは次の段階として検討を進めているとのこと。
佐藤氏は、Cisco Meraki の持つ機能をさらに使い、活用の度合いを高めていきたいと話す。新しい使い方へのアプローチなど、これからのシスコの展開にも期待している。
「Cisco Meraki は、最初に受けたシスコの提案よりも、もっといろいろなことが便利にできるとわかってきたので、さらに活用を進めていきます。VPN を介したクラウド サービスとの連携もテストしているところです。これから発展していく部分が多いので、ソリューションとしてもさらに可能性を広げられるものに進化してほしいと思います。
当社は店舗という場で空間まで含めてお客様にサービスをご提供していますので、たとえば環境センサーと Cisco Meraki を連携させて、その空間が快適かどうかをきめ細かく把握、管理できるようになったら、また新しい使い方が見出せるのではないかと思っています。オフィスの快適性向上にも役立てられるでしょう。シスコにはそうした新しい視点での提案やソリューションの拡充に期待しています。非常に高いポテンシャルを持ったソリューションということがよくわかりましたので、これがスタンダードになるように、日本でも積極的に展開してほしいですね。」
現在のサイトを離れて別の言語に移行しようとしています.