ハイブリッドワークフォース
チームはあらゆる環境で優れたパフォーマンスを発揮できます。
プラットフォーム(PLATFORM)
アクセス製品
セキュリティとIoT製品
ベスト プラクティスを学び、革新的なソリューションを調べ、Meraki コミュニティでいろいろな人と知り合いましょう。
つながる
「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」をミッションに、躍進を続ける楽 天グループ。同社は全世界のオフィスで徹底した感染防止対策を実施するとともに、オフィスで の勤務を継続するための安全な職場環境整備対策として、本社ビルに Cisco Meraki MV カメ ラを使って密状態の見える化を実行。正確な状況把握を基に、より効果的な対策の立案と実施 を推進しています。加えて地方支社内に設けられたワクチンの職域接種会場に、MT センサーに よる温度管理と MV カメラでのセキュリティ対策も実施しています。
楽天グループは、国内外において E コマースを中核としたインターネットサービス、クレジットカー ドをはじめとした FinTech (金融)サービス、携帯キャリア事業などのモバイルサービス、さらに プロスポーツといった多岐にわたる分野でサービスを提供しています。 同グループでは COVID-19 感染拡大リスクを軽減するため、全世界のオフィスで徹底した対策を 実施しています。また、オフィスの感染対策という従業員の安全面の対策だけでなく、日々変化す る感染拡大状況に応じた経営の意思決定に対しても、迅速にかつ柔軟に対応することが喫緊の課 題となっていました。 総務部 ファシリティマネジメント課 ファシリティマネジメントグループ ヴァイスマネージャーの細 谷優介氏は、次のように話します。「お客様へのサービス提供を止めないために、会社として安心 で安全な職場環境を整え、業務を滞りなく継続させる対策を講じることが急務でした。オフィス内 では出社率の制限および執務エリアの座席の間隔を空けるなど、さまざまな対策を実施しています
が、ビルのエントランスやエレベーターホール、カフェテリアなど、時間帯によって人流が密にな るエリアでの対策が課題でした。」本社である東京、二子玉川のクリムゾンハウスは約 13,000 席が設けられている巨大なオフィスタ ワー。ビルのエントランスやエレベーターホール、カフェテリアなどでは人が密になる可能性が高 く、人流の変化を把握するだけでも困難を極めます。そんな折、同社では情報システム部門でテ スト導入中であった Cisco Meraki に着目しました。コーポレート情報技術部 インフラストラクチャー課 IT ファシリティグループ マネージャーの成尾 謙氏は、検討の経緯と採用のポイントを次のように話します。「弊社では、かつてからネットワーク などでシスコ製品を多く利用していて、Cisco Meraki MV カメラは、当初倉庫内の IT 機材管理を 監視する用途で検証を続けていました。その中で、製品の特長である導入のしやすさに加えて、 高い分析機能を評価させていただきました。また、他のクローズドなセキュリティカメラと違い、 Cisco Meraki は API で他のシステムと連携できるなど拡張性も高い。それらの点が、今回求めら れていた課題解決の施策として最適と考え、COVID-19 対策ツールとして採用に踏み切りました。」
Cisco Meraki MV カメラは、従来型の監視カメラの常識を打ち破る革新的なオールインワン ソリューションです。カメラを設置し、インターネットに接続するだけで簡単に導入および運用 ができるクラウド管理型スマートカメラで、ダッシュボードから対象エリアのリモート監視および 分析が可能です。
クラウド管理型ならではの導入のしやすさ
Cisco Meraki MV カメラは、クラウド管理型ソリューションゆえシンプル なアーキテクチャが採用されています。「まずは最も密状況が懸念された エントランスエリアとエレベーターホールに設置し、その後カフェテリア にも拡大しました。データセンター側 の設備などが必要なく、Wi-Fi と電 源があれば利用開始できました。必要に応じた追加設置や調整のための
移動もしやすく、UI も直感的で設定 作業も簡単でした。」(成尾氏)
Cisco Meraki の 導入と運用のしやすさに加えて 拡張性の高さが、オフィスの密状況把握に 最適と考えました。
リモートからのモニタリング性がオフィスの状況把握に有効
Cisco Meraki MV カメラは、リモートからクラウドダッシュボードを通じ て映像確認が可能です。「現地ではなく遠隔地からリモートで、さらに過 去に遡ってどの場所でいつごろ密が発生し、どの時間帯なら比較的空い ているかといった、状況の正確なモ ニタリングが可能となりました。併せて、オブジェクト検知機能により、画像中の指定したエリアにおける人数
カウントも可能です。」(細谷氏)
ワクチン接種会場で監視カメラに加え温度管理センサーを活用
楽天グループでは国の職域接種指針に応じ、従業員とその家族、加えて近隣の企業や住民などを対象とした、地域包括的職域接種を行っています。同社は仙台市と福岡市の接種会場に、Cisco Meraki MT センサーとカメラを採用しました。
Meraki MT センサーは温湿度のデータ、漏水、不正侵入(ドアやキャビネットなどの開閉状態)をリアルタイムでモニタリングできる製品で、重要なインフラや環境変化に敏感な資産の管理に役立ちます。「接種会場ではワクチンの保管状況の監視が必要であり、設営まで短い時間しかありませんでした。そこでオフィスでの実績を踏まえ、速やかに導入できる Cisco Meraki MV カメラを採用し、併せて厳格な温度管理が必要なワクチンフリーザーの監視用に Cisco Meraki MT センサーを
設置しました。カメラとセンサーを Bluetooth で連携し、1 つのダッシュボードで映像および温度のモニタリングが行えます。データの保存場所がローカルである点が、弊社の高いセキュリティ基準にも合致しました。」(成尾氏)
成尾氏は今回の導入の成果と今後の展開について「Meraki ソリューションの活用により、オフィスの状況の見える化と正確なデータ把握が、在宅などのリモート環境からでも行えるようになりました。そしてデータから得た知見を、オフィスエリアでの密を回避するためのさまざまな対策の立案、実施および検証のエビデンスとして活用しています。カメラについては API 連携の拡張性を活かし、入退館ゲートにおける通過人数のより精緻なカウントや顔認証、AI 画像分析の利用など、よりインテリジェントな検知機能の実証実験を近く予定しています。さらに今後、本社だけでなく地方支社にも設置を拡大し、IT 資産のリモート監視、災害発生時の状況把握などにも幅広く活用を検討しています。」と話します。細谷氏は今後の展開と Cisco Meraki への期待について、次のように結びました。「当社では感染対策に最善の対策を施したうえで、生産性を高く保ち、全従業員が安全に働くことのできる “Return to Office” の施策を続けています。ビジネスが拡大し続ける中、弊社のニューノーマルに対する施策では、業務を止めず、出社や執務スペースの分散を図り、安全かつ効率的に空間を使った新たなオフィス環境の提供が求められます。これまでに得たデータは、その検討において確かな根拠となると確信しています。今回ワクチン接種会場で使用したカメラとセンサーの連携もオフィスに展開し、CO2 状況のモニタリングなど、効率的で安全なオフィス環境作りに役立てたいと考えています。Cisco Meraki にはこれからも、導入しやすく誰もが使いやすいソリューションを提供し続けていただけることに期待しています。」楽天グループ株式会社について詳細はこちら https://corp.rakuten.co.jp/
楽天グループは、国内外において E コマースにとどまら ず、トラベル、デジタルコンテンツなどのインターネット サービス、クレジットカードをはじめ、銀行、証券、電子 マネー、スマホアプリ決済といったフィンテック(金融) サービス、携帯キャリア事業などのモバイルサービス、さらにプロスポーツといった多岐にわたる分野で 70 を超え るサービスを提供。ライフシーンを幅広くカバーするさま ざまなサービスを、楽天会員を中心としたメンバーシップを軸に有機的に結び付け、ユーザーのグループサービス内での回遊性を高め、他にはない独自の「楽天エコシステム(経済圏)」を拡大させています。
現在のサイトを離れて別の言語に移行しようとしています.