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COVID-19(新型コロナウイルス感染症)対策の非常事態宣言発出を受け、全社での在宅勤務を決断した福島コンピューターシステムは、Cisco Meraki Z3 を導入。発注からわずか 2 日という短期間で、安全で快適なテレワーク業務環境の整備を実現しました。
何も特別なことをせず、自宅でノートパソコンを開くだけで社内と同じ環境が一瞬で得られる圧倒的な利便性と展開のしやすさが、最大の決め手でした。
福島コンピューターシステム株式会社 ICTソリューション事業部 執行役員 部長
本多 悟 氏
福島県を本社に東京、北関東に拠点を展開する独立系 SIer である福島コンピューターシステム。業務アプリケーションや制御、組み込み系システムの開発から保守、労働者派遣事業などを行い、近年ではクラウドプラットフォームを活用した開発なども多く手掛けています。
2020年4月、新型コロナ感染症拡大に伴う非常事態宣言の発出により、約 300 名の社員に在宅勤務ニーズが一気に高まりました。これまで同社ではテレワークこそ 10数名が行っていたものの、在宅勤務は数名にとどまっていました。ICTソリューション事業部 執行役員 部長の本多悟氏は、直面した課題を次のように話します。「当初は一部で利用していたモバイルータを追加購入し、社員に配布する取り組みを実施しました。ところが実際に始めてみると、回線利用が想定をはるかに上回ることが発覚。大容量のビデオ会議が頻繁に行われるテレワークでは帯域が不足し、朝や夕方の時間帯で接続不安定になる事象が起こりました。さらに、それに見合うモバイルルータ機種購入と回線契約のための費用も高額で、同社の試算では年間 1,500万円ほどかかることが判明したのです。」
そこで同社は今後も継続的に、かつ高効率なテレワークを遂行可能なソリューションの調査、検討に取り掛かりました。いくつかリモートワーク用のクラウドサービスが候補に挙げられたものの、いずれも提供側のインフラが脆弱なためか、この時期に利用者が急増したことでサービスが不安定になるなど、実用に耐えなかったとのこと。
結果として同社は、並行して検討していた Cisco Meraki Z3 テレワーカー ゲートウェイの採用を決定。情報収集のために参加したウェビナーで、これが求めているものだとの確証を持ったと話す本多氏は、その決め手を次のように説明します。「Z3 を置いただけで社員は面倒な VPN の設定や ID、パスワードも不要ですぐに使える。何も特別なことをせず、自宅でノートパソコンを開くだけで社内と同じ環境が一瞬で得られる圧倒的な利便性と展開のしやすさが、最大の決め手でした。」
加えて本多氏は、緊急時にも対応するスピーディな対応も評価しています。「発注からわずか 2 日後には社内展開が始められました。 月の大型連休前に一部でも始めたい、という思いで社内検討も猛スピードで行いましたが、こちらからの問い合わせや見積依頼に対する返答も常に早く、申し込み翌日に実機が届くなど、Cisco Meraki のスピード感には驚かされました。」
同社では本社勤務の社員を対象に、Z3 を 250 台導入。4 月末に 24名に先行して配布し、接続や利用に問題がなかったことから、5 月上旬から全員への展開を開始しています。運用を担当する管理本部情報システム室の稲田勝仁氏は、「基本的には LAN ケーブルを挿して電源を入れるだけですぐに利用開始できます。中にはごくまれに、家庭のネットワーク構成が特殊で接続に手間取る人もいて、現在はそのトラブルシューティングを行っています。Cisco Meraki のサポートは、ダッシュボードからの問い合わせにもすぐに返答いただけ、他の業務をこなしながら対応しているので非常に助かっています。」前例のない全社員の在宅勤務という事態に、同社ではこれまで把握していなかった各家庭のネットワーク状況について社内アンケートを実施。各自の事情に応じた接続を促すなど、安定、効率的なテレワーク実施のための取り組みが続けられています。
以前から検討されていた本社基幹ネットワークの更改も、同社は今回の経験を踏まえて Cisco Meraki で統一することを決めました。MX シリーズスイッチを導入し、回線の冗長化も進めています。次に計画されるのが、各拠点の閉域網の見直しです。「現在、すべて本社を経由している構成を、クラウドサービスの利用増大に伴い拠点から直接接続するローカルブレイクアウトに変えたい。災害時の事業継続の観点からも、SD-WAN 化を検討しています。」と語る本多氏。顧客にネットワークソリューションを提供する同社の立場から、Cisco Meraki への期待を次のように結びました。「我々は県内、近県のお客様にネットワークソリューションを提供する立場でもあります。今回、自社導入した Cisco Meraki はこれからの働き方に最適なソリューションとして、お客様にもぜひ、体験いただきたいと考えています。自社の体験を元にユースケース化し、さまざまなソリューションと組み合わせての提供を予定しています。Cisco Meraki にはこれからも、事例をはじめとした最先端の情報提供に期待しています。」
本社所在地 福島県郡山市大槻町字北八耕地13番地
設立 1983年 12月 16日
資本金 1千万円
社員数 301名
URL https://www.fcs.co.jp/company/outline/
(2020 年 5月 1日現在)
福島県を本社に東京、北関東に拠点を展開。業務アプリケーションシステムの開発から保守業務、情報端末・家電・自動車・鉄道・医療機器など制御・組込系のシステム開発、再生可能エネルギー・医療・ロボット関連分野など福島県の復興・振興に繋がる事業などを幅広く手掛けている。
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