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式会社エウレカは、2012年10月にローンチされたオンライン・デーティングサービス「Pairs」を開発・運営しています。東京都港区に本社オフィスを構え、現在、日本と台湾・韓国を合わせて、累計会員数800万人を突破したオンラインデーティングサービス「Pairs」を開発・運営しています。エウレカは「すべての人が、人生の可能性を拓いていける世界をつくる。」をミッションとして掲げており、Pairsというプロダクトを通じて、人生を振り返った時に「あのとき、あのサービスがあって本当によかった」と、思ってもらえるサービスをつくり続けています。エウレカにおける、Cisco Merakiを導入する前のネットワークインフラは、ルータ、アクセスポイント(以下、AP)に無線LAN用のVLANが一つ、有線LAN用のVLANが一つという構成でした。しかし、社員数が100名を超えた時点から、通信が不安定で途切れることが頻繁に発生し、業務に支障が発生していました。「当時使っていた製品のアクセスポイント(以下、AP)用の管理者用管理ツールでは、トラフィックや接続クライアント数などネットワーク運用上必要なメトリクスが取得できなかったため、トラブル時に何が起きているのかが情報を把握することが難しかった。」と、CTO室 責任者 梶原 成親氏は語ります。
ネットワークの安定稼働を目的に、リプレースを検討することになりました。商品選定の観点としては、情シス担当が一人だけでしたので、メンテナンスのしやすさ、運用にかかる工数を少なく抑えられ、ネットワークを安定的に提供できる製品を探していました。
Cisco Merakiであれば、ネットワークを安定運用するために取得すべきメトリクスを、ダッシュボードで可視化ができます。 ネットワークの管理がこれだけで十分だと直感的に理解しました。
Meraki ダッシュボードでは、アクセスポイント毎のトラフィック量、接続されているクライアント数、流れているトラッフィクの概要などが把握することができます。リプレースした後は、大容量のトラフィックが流れている事が把握できて、更にトラフィックシェーピング等を行うことで安定的なネットワークを運用する事ができるようになりました。これらのことを他社製品で実現するには、MRTGサーバやSyslogサーバなどの管理サーバを別途導入する必要があります。 情報システムの担当者は、これらのサーバの運用工数が必要になり、本来の目的である「ネットワークの安定稼働」のために多大な工数を支払う必要があります。Cisco Merakiでは、これらのサードパーティのサーバを導入する必要がないため、本来の目的にフォーカスすることができます。
「MXを導入しているおかげで認証がとても楽になりました。今までだと、ワイヤレスで認証させようとしたらとても大変でした。証明書を入れて、証明書を提供するサーバを運用し、それを各クライアントにインストールして、ようやく端末の認証ができる、ということをしなければいけませんでした。Meraki だとGoogle認証ができるため、簡単に実施できます。サーバレスで認証できるアプランアンスはMerakiしかないです。」(梶原氏)
ゲスト用SSIDに関しては、来客向けの事前共有鍵・パスワードをお伝えして接続してもらう方法を昔から使っている会社が多い中で、Facebook Wi-Fi認証で接続がスムーズになり、接続の容易性、悪意がある通信をされたときにいつでも追えることができるという状況を作ることができ、とても良い機能だと感じていると梶原氏は話します。
「持ち込みスマートフォンのBYOD利用をしているが、Googleで認証をさせ、ネットワークを利用しているユーザを特定することができます。これは Merakiじゃないとできなかった。」と、梶原氏は強調します。
その他にも、ダッシュボード経由で設定を実装し、メンテナンスができます。従来の製品では、リモート拠点でメンテナンスするには、VPNなどを構成してネットワークを保持し続ける必要がありました。VPN経由でメンテナンス対象製品にログインすることになります。これでは機器がトラブルになった場合には、現地に行かない限り正しく把握することができません。管理用ネットワークが機器とは別々であることが魅力的でした。Meraki ならDashboardにアクセスさえすれば、ネットワーク機器で何が起きているのか管理をすることができます。
エウレカでは、MR アクセスポイント、MS スイッチ、MX セキュリテイィアプライアンスというフルスタックを東京拠点に導入しました。導入にかかった時間は、3日間で、すべて梶原氏一人で対応しました。また、3つの製品群を利用しているため、ネットワーク全体を同じダッシュボードで統一管理できる、というメリットがあります。
エウレカでは、トラフィックの利用量が多く、すべての業務がネットワークを必要としています。以前のネットワークだと、それに追いつかず、インターネットが途切れ、会社のすべての業務が止まるという状況が多々ありました。Meraki でネットワークを安定的にすることによって、オフィスのどこに行ってもネットワークをすぐにスムーズに使えるので、エウレカのすべての欠かせない業務が Meraki を必要としています。
また、以前のネットワークはインターネットの線が一本でした。その回線が落ちてしまったら、すべての業務が止まり、落ちた時のインパクトが大きすぎるので、スタンバイ構成にしたかった、と梶原氏は説明します。MXセキュリティアプライアンスなら、一台で、しかも瞬時にユーザが気づかないうちに切り替わるため、WANネットワークの冗長化も同時にすることができ、非常に助かっているそうです。
エウレカでは、Cisco Meraki を導入することによって、他に必要な管理サーバを構築することなく、最小限の工数で、安定的なネットワークの構築、適切な管理、クライアント認証等を実装することができました。
この様に、IT 管理者がCisco Meraki を利用することで、ネットワーク管理のための管理、サーバ運用などに時間を使う必要がありません。 IT管理者が本来フォーカスするべき社員の生産性向上のために時間を使うことができるようになります。
「管理を簡単にしてくれる Meraki の功績は非常に大きいと思います。最初は、ライセンス費用を高く感じたが、通常数ヶ月掛かる仕事を、Meraki だと何もしなくて最初からその機能が備わっていることは素晴らしいと感じています。平気で100万くらいはコスト削減できていると思います。Meraki は、時間をかけずに価値を最大化するようなイメージですね。従来製品だと、自分一人ではできないため、ほかに人を雇わなければいけないと考えたら、Meraki は安いのではないのかなと思います。」
「今までだと、ネットワークをメンテナンスするには、一人だと面倒臭い、時間が使われるところをMeraki は、ダッシュボードというクラウドベースソフトウェアで解決しています。Meraki は、ただのネットワークインフラではなくて、誰もが抱えるネットワークの課題や問題をテクノロジーで解決しているサービスだと思います。Meraki のそのような考え方は、メンテナンスコストを最小化して利益を最大化するという我々の考え方とぴったりと合致しています。Cisco Meraki をフルスタックで利用することで、サーバレスで安定的で適正なネットワークを運用することを実現させることができました。」(梶原氏)
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梶原成親(かじはら・なりちか/@kajinari)
楽天株式会社にて、開発環境および生産性を向上させるプロダクトのプロダクトオーナーを経験。スクラムでの開発および運用体制を確立する。2014年、株式会社リクルートライフスタイルに入社。HOT PEPPER Beautyの開発責任者として参画。SIer主導のレガシーな開発チームから自立させ、持続的に成長できるチームへ変革させる。
2016年、株式会社エウレカに入社。開発チームのチームビルディングを担当し、チーム支援を行っている。 その他には、モダンな情報システム担当、エンジニア採用、技術広報などエウレカ全社員を陰ながら支える仕事を実施している。
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