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株式会社ダイヤモンドダイニング (以下、ダイヤモンドダイニング)は、世界トップレベルの食文化を 「安全、安心、健康」 に提供するだけでなく、店舗を訪れる顧客に 「楽しみと驚き」 を与え続けることを目指しています。バリエーション豊かな店舗 (ブランド) をスピーディに展開し、外食産業の新しい世界を切り拓いています。
関東の首都圏をはじめ全国に 300 以上の外食店舗を展開しているダイヤモンドダイニングは、個々の店舗が持つ強みやこだわりと、チェーン店としてのスケール メリットを融合させた新しいビジネス展開で注目されています。2005 年に目標として掲げた 「100 店舗 100 業態」 を 2010 年に達成し、現在は 「300 業態 1,000 店舗」 という新たな目標に向かって新規店舗の開発とチェーン展開を積極的に進めています。店舗を訪れる顧客が「食」の文化を楽しみ、味わうための環境づくりに力を入れていることも特長です。
スマートデバイスの普及、外国人観光客の増加といった状況を踏まえ、ダイヤモンドダイニングでは来店者をさらに増やすための施策として店舗に無線 LAN のインフラが必要と考えました。それまでは来店者向けの無線 LAN サービスを提供しておらず、主要なベンダーの提案を得ながら検討を進めたと言います。その結果、Cisco Meraki 無線 LAN ソリューションの採用を決め、2015 年 9 月から首都圏の店舗を中心に導入を始めました。
経営企画室 システムチーム 課長の足立直樹氏は次のように話します。
「海外からのお客様にとって無料で Wi-Fi が使えるのは日常的なことなので、各店舗でフリー Wi-Fi を提供できるようにしようと考えたのがきっかけです。メニューや看板に外国語の表記を加えるなどの取り組みと同じように、インフラとしての取り組みが必要だと思ったのです。これは海外のお客様だけでなく、日本のお客様にも役立ちます。
ソリューションの選定では数社から提案をいただきまして、その中で最も信頼性があり、また当社が求める要件 (方向性) に合うものが Cisco Meraki ソリューションでした。」
執行役員マーケティング戦略本部 プロモーション担当 本部長の阿部克巳氏は、マーケティング施策の基盤として無線 LAN サービスを捉えています。
「一言で外国人と表しても、アジア、ヨーロッパ、アメリカなど地域によって生活習慣は異なりますし、デバイスの種類や使い方も違います。日本を訪れる方々に向けて情報を発信し、集客を図ろうとしたとき、そうした違いを考慮せずに同じアプローチをしてもうまくいかないわけです。具体的な効果につなげるには、お客様の文化や状況に合わせた取り組みが必要になります。そのための基盤として、共通で求められるものの 1 つに無線 LAN というインフラがあると考え、今回の導入となりました。店舗でお客様に居心地の良い環境をご提供するうえでも必要不可欠なものとして、まずは首都圏で展開しているすべての店舗に導入を進めています。」
Cisco Meraki 無線 LAN ソリューションは、クラウドですべての店舗の機器を一元管理できます。店舗での作業はケーブルを挿すだけと簡単で、すぐに使い始められる手軽さがいいですね。
株式会社ダイヤモンドダイニング 経営企画室 システムチーム 課長
足立直樹 氏
Cisco Meraki 無線 LAN ソリューションは、クラウド経由で各拠点の設定や運用管理を一元的に行うことができます。ダイヤモンドダイニングでは、2015 年 9 月から首都圏の約 100 店舗を対象に導入を進め、10 月には全体の 7 割にあたる 70 以上の店舗で運用を始めました。足立氏は、展開のスピードの速さと手軽さを評価しています。
「検討時に管理画面をデモで見せていただいて、帯域や各店舗のステータス、アクセス数などが一目瞭然なのが印象的でした。実際に運用してみて、使いやすさやわかりやすさを改めて実感しています。導入時に各店舗で行う作業は、アクセス ポイントにケーブルを挿して設置するだけでとても手軽です。あとは設定の投入からトラブル時の対応までリモートですぐに行えます。こちらから店舗へ赴く必要がなく、手軽さのおかげでとても助かっています。」
Cisco Meraki 無線 LAN ソリューションは、Facebook のアカウントですぐに利用 (チェックイン) できる「Facebook Wi-Fi」 機能を備えています。この機能を活かして店舗を訪れた顧客の口コミや情報発信を促進し、また顧客と店舗のつながりを深めることができます。多くの顧客に使ってもらえる環境が整ったことが効果につながると阿部氏は話します。
「今までお客様と店舗とのつながりを作るのは名刺交換が大きなポイントでしたが、なかなかハードルが高い面もありました。Facebook の 『いいね!』 をクリックしてもらうといったことも店舗によっては行っていたのですが、そもそも店舗の中で Facebook にアクセスするのが難しいケースも多かったのです。
今回、インフラとして無線 LAN を整備する際にこの点も解決できないかと考えていたので、ちょうどいいタイミングでした。また、店内で Wi-Fi が使えることでお客様の滞在時間が長くなり、ご注文いただく品数が増えるというのも営業面のメリットと言えます。」
ダイヤモンドダイニングでは、今回の Cisco Meraki 無線 LAN ソリューションの提案におけるシスコのアプローチも評価しています。シスコの信頼性の高さに加えて、親しみやすさも感じたと足立氏は話します。
「シスコは無線 LAN のマーケティング活用や運用管理の効率化といった部分を強く訴求してきました。これがこちらの意図していたこととマッチしたのは大きかったです。それまでシスコに対するイメージは、高度なネットワーク ソリューションが主体の『固い』会社というものでしたが、Cisco Meraki のような親しみやすく、新人のエンジニアでも使いやすいソリューションをご提案いただけたのもよかったです。」
ダイヤモンドダイニングでは、Cisco Meraki 無線 LAN ソリューションをすべての店舗へ展開することにしています。セキュリティの強化などインフラとしての整備も検討しているとのことです。また、無線 LAN サービスを通じて得られる顧客の国籍や年齢などの属性、店舗ごとの分布といった各種データを活かして、より効果的な出店やブランド展開などマーケティング施策の支援、経営管理にも役立てていく予定です。
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