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ベスト プラクティスを学び、革新的なソリューションを調べ、Meraki コミュニティでいろいろな人と知り合いましょう。
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寺岡精工は電子はかり、POSレジスター、セルフ精算機、リサイクル関連機器などを製造している日本企業です。本社は東京にあり、1934年に創立されました。
寺岡精工は強い開拓者精神がある会社として知られています。この開拓者精神は創業者・初代社長である寺岡豊治氏から始まりました。当時は日本人が海外に留学することは現在ほど多くはありませんでしたが、寺岡氏は1904年に渡米、カリフォルニア大学で機械工学を学びました。帰国後、すぐに会社を設立し、日本初の商業用バネ測りを製造販売しました。
当時のはかりはローマ時代に発明されたさお式はかりからメカニズムが進化を遂げていないものでしたが、寺岡精工が開発した斬新的なバネばかりは、今では全世界でのはかりの基準となっています。
寺岡精工の現在の社員数は3500名、上るグローバル企業です。工場は岩手、シンガポール、上海、バタム、イギリスにあり、営業所は日本国内グループで115拠点、他に、韓国、カナダ、ベルギー、フランス、ドイツ、オランダなどにあります。
寺岡精工の以前のネットワーク基盤では、無線LANの統制が取れていなかったため、まず総合的にネットワークを管理できるソリョーションを探していました。そこで寺岡精工のIT アーキテクトである夏堀貴仁氏は従来のオンプレミス型コントローラーを設置するタイプのシステムをいくつか検討しました。しかし、無線LAN コントローラ本体だけで高い金額を払う必要があったことに疑問を感じ、また従来型の無線LANコントローラに全てのトラフィックが集中するため、コントローラに何か問題が発生する と無線LANそのものが使えなくなるという点も、要件を満たすには不十分でした。
「これだけWi-Fi と言っている中で、もっと画期的なWi-Fi ソリューションがないのか、もっと斬新的な無線LAN製品があるはずだ」、と調べていたところ、夏堀氏はネットワークをウェブ上ダッシュボードでどこからでも監視・管理できるクラウド管理型ソリューションである Meraki に出会いました。早速 Meraki のデモに申し込み、実際にダッシュボードを試してみたところ、「とても衝撃を受けた」と語ります。「『こんなものがあったんだ』という感動がありました。シンプルに欲しい情報が網羅されているということでしょうか、今までテクニカルなコマンドを打たないと見えない情報がダッシュボードからいつでも目に見えるということがすごく新鮮でした。管理者には必要で便利な情報が確認でき、コントロールできるのですから。」
夏堀氏は、「必ず導入してみせる!」と宣言をし、リセラーに Meraki アクセスポイントを100台以上購入すると約束をしました。
夏堀氏が最初に Meraki を発見した当時、Meraki はまだ正式な日本進出を始めていませんでした。担当リセラーに特別な依頼をし、アクセスポイントを100台ほど日本まで入荷できるよう調整を依頼。寺岡精工は強い開拓者精神の通り、日本で初めて Meraki を導入する企業となりました。
当初はアクセスポイント100台を展開。1年後にアクセスポイントを追加で70台、さらに Meraki MS スイッチ、MX セキュリティアプライアンス、Systems Manager(システムズ・マネージャー)MDMを導入しました。夏堀氏はMerakiのダッシュボードを活用し、50台ものAPをたったの一人で導入しました。「クラウド側のダッシュボードでの事前セットアップがすごく楽で、実は導入に掛かった時間はよく分からないのです。逆に時間があるときにポイポイつけました、みたいなノリですね。一気に展開するというより、設定は済んでいるのでいつでもつけられるよ、という感覚でしたね。」
「全然構築したという感覚がありません。クラウド上で全部セットして、繋いだらもうできちゃった、みたいな感じでした。他社製品だとそう簡単にはいかないのです。Meraki の良いところは、クラウド側のダッシュボードで事前にセットアップして、機械をオンにすれば設定が自動的に流れ込むというところですね。」
Meraki の場合、無線デバイスが何十台、何百台あろうと、同じネットワークポリシーを適用することができます。従来製品だと事前の段取りとして設計書を作成した上で、それぞれの機器の設定を個別に行う必要があります。しかし、Meraki であればこの事前ステップがとても容易にできます。「10分の1の努力で済みます。事前の段取りがすごく楽で、展開までの時間がかなり短縮できます。全拠点を駆け回る必要もないので、本来は出張をしなければ導入できなかったところも、実は出張はしてないのです。」(夏堀氏)
使い勝手と欲しい情報が簡単に取れるというところが素晴らしいです。運用者が運用するときに便利な情報が一目で分かるような作りになっていて、それをいつでもどこからでも確認できトラブルシュートをすることができます。
IT アーキテクト
夏堀貴仁氏
寺岡精工では無線LANの SSIDを主に二つ使用しています。一つは社員用で、もう一つはカスタムスプラッシュページを使った、ログインが必要なゲスト用のSSIDです。Meraki アクセスポイントに内蔵されたレイヤ7アプリケーションの可視化機能をそれぞれのSSIDごとに管理できます。例えば、仕事とは無関係のトラフィックをブロックしたり、帯域幅制限をかけることが可能です。「Meraki で一番感動したのはSSIDごとにファイアウォールを作れることです。必要に応じてホワイトリスト、ブラックリスト ポリシーが使えるという機能は重宝しています」と、夏堀氏は説明します。加えて、社員向けスマートデバイスの導入に伴い Meraki Systems Manager MDMを使って約2600台の社員用 iPhoneを管理しています。
寺岡精工の全世界拠点を接続するときに、夏堀氏は Meraki MX セキュリティアプライアンスの Auto VPN機能を活用しています。本来であればVPNの設定は大変時間が掛かりますが、ウェブ上のダッシュボードでほんの2回クリックするだけで、すべての拠点を安全に接続させることができます。「VPNセットアップはとても楽で気に入っています。インターネットに繋がれば Auto VPN機能で自動的に接続できるので、VPNによくある苦労が全くありませんでした。すべて想定通りで、滞りなく使えました。本来手間がかかるところが省けました。韓国の拠点は、クラウドで事前セットアップを済ませて、機械を配送するという作業だけで本当に簡単です。」(夏堀氏)
また、夏堀氏は各端末がどのAPに接続しているか一覧で確認できることや、全体のネットワーク アーキテクチャを「Topology」(トポロジー)という Meraki ダッシュボード上で動的に生成されるビジュアルマップで把握できることなど、Meraki ネットワークの可視化機能の利点について次のように述べます。「使い勝手と欲しい情報が簡単に取れるというところが素晴らしいです。運用者が運用するときに便利な情報が一目で分かるような作りになっていて、それをいつでもどこからでも確認することができます。」
夏堀氏は、以前、遠隔の工場でWi-Fiが繋がらなくなったという問題に遭遇しました。「Merakiであればダッシュボードの『クライアント メニュー』から現在のIPアドレス、SSIDの状況、設定のミスマッチになっているかどうかが一目で分かります。トポロジーマップを確認することで、どの端末がどのAPに繋がっているのか、どのスイッチングハブに繋がっているのかという細かい情報まで瞬時に把握でき、問題を解決させることができました。問題の対象エリアをすぐ発見できるようになるのでトラブルシュートとしてもすごく便利に使えました。他社製品だとなかなかそういうクライアント情報が瞬時に分からないのです。」
Meraki 製品はとてもシンプルで使いやすいのに、高度なエンタープライズ機能も備わっていて順応性があることは、エンジニアの夏堀氏にとって、大変価値があることでした。
「Meraki はとても柔軟性がある製品です。日頃使用しない、困った時にトラブルシュートできる機能など、とても優秀に作られています。」
「僕はMerakiに惚れ込んで、自分の気持ちでわざわざリセラーに頼んで、日本にまで持ってきてもらった、という気持ちがあるので、日本の人たちにもっと知ってもらって自分と同じように惚れ込んで欲しいですね。」(夏堀氏)
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