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ベスト プラクティスを学び、革新的なソリューションを調べ、Meraki コミュニティでいろいろな人と知り合いましょう。
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静岡理工科大学は、静岡県袋井市にある理工学部と情報学部及び理工学研究科(修士課程)をもつ1500名の生徒が在籍している、静岡県内唯一の私立理工学系総合大学です。「豊かな人間性を基に、『やらまいか精神と創造性』で地域社会に貢献する技術者を育成する」を理念として掲げています。
総合情報学部コンピュータシステム学科准教授の水野信也氏は、情報センターで兼務をしており、情報基盤を整備する中で、データの活用法に注目をした研究をしています。集めたデータには、IR (Institutional Research: 大学の経営改善や学生支援、教育の質向上のため、学内データを収集・分析し、改善施策を立案、施策の実行・検証を行うといった広範な活動)での教育への寄与、そして情報基盤にフィードバックするという2つの使い道があります。これらのデータを集めるためには、学内のネットワークの刷新が必要でした。
以前のネットワークは有線が主要で構築されたもので、接続が不安定な上、統制されていなく、運用管理が大変でした。マニュアルも作っていなく、問題が発生した場合、ベンダーに電話して対処してもらうという形だったため、ベンダーに頼らなくても水野氏ご自身でもトラブルシュートできる製品を探していました。また、静岡理工科大学は学校法人のため、大学、専門学校、高校があり、管理が集約された形で利用できるソリューションであることも重要でした。そして、データが取れ、汎用性があることも必須事項でした。
「情報基盤やネットワークで重要なことは、導入した時に200%良くならなければなりません。今までよりも圧倒的に良いものを探していました。そこで出会ったのが Cisco Meraki でした。」と水野氏は語ります。
水野氏は、販売代理店からの紹介を受け、Meraki を含め他社ベンダーを多数検討したと話します。検証時には、学生にネットワークを解放して、授業への影響などに注意しながら、利用動向を確認。実際にMeraki API を使ってみて、どんなデータが取れるのかも試してみたそうです。
この価格で、ここまでできるアクセスポイントはほかに知りません。ビッグデータ、データ体制を先取りしたAPだと思います。
静岡理工科大学 総合情報学部コンピュータシステム学科准教授
水野 信也氏
Meraki クラウド管理型ソリューションは、導入・管理・トラブルシュートが簡単なため、管理者の負担が軽減されます。クラウド一括管理でコントローラが一切不要なので、学内に設置される機器が削減されること、ブラウザー上ダッシュボードから容易に可視化ができることがIRとの連携を可能にすることが魅力的だったと水野氏は話します。認証の種類が豊富で設定しやすいこと、APIがあり、必要なデータが取れ、データ活用の自由度が高いことも選定のポイントとなりました。結果、MR アクセスポイントとMS スイッチが採用されました。
導入工程は非常にスムーズに行うことができ、短時間、少人数で設置できたと話します。機器到着前にダッシュボードで事前設定を行い、展開までの時間を短縮することができました。
「この価格で、ここまでできるアクセスポイントはほかに知りません。ビッグデータ、データ体制を先取りしたAPだと思います」と水野氏は強調します。
普段の運用管理は、水野氏ともう1名の職員が行っています。もう1名の職員はIT バックグラウンドはないが、Meraki ならIT リテラシーがなくても、簡単に使い方を覚えることができ、何の問題もなく運用管理しています。統合認証の活用、またVLANを利用してネットワークを切り分けた利用をしています。
同学では、Meraki の可視化、分析機能を活用した教育利用をしています。ローケションアナリティクスやヒートマップ機能を利用して、図書館の滞在時間や人が良く集まる場所を確認し、人が一番良く集まる場所に新しい本を陳列したりする、という工夫も計画しています。また、ロケーション分析のデータをAPIで抽出しています。Merakiのダッシュボードの機能で統計的な解析をし、APIでリアルタイム集計を行い、現状把握をするという静的及び動的解析が同時にできることも魅力です。水野氏が作成したIRシステムとMeraki で取れるローケションデータは簡単に相関させることができ、解析されたデータは、IR利用のため教職員と共有すること、そしていろんな立場の人が意見を出し合い、論議を起こしています。
Merakiを導入したことによって、無線LAN環境は安定性が抜群で、以前と比べて利用できるエリアが増えるという効果を得ることができました。これまでのネットワークインフラストラクチャで実現できなかったデータのIR及び教育利用ができるようになり、トラブルシュートが楽になりました。ダッシュボードが使いやすく可視化できるため、ベンダーに頼ることなく、自分たちで対応できることが多いため、問題が素早く解決されるようになりました。
今後の予定として、ネットワークインフラを拡大し、大学全体にMeraki を入れる見込みです。そこで、IRに活用できるデータが集まることに期待していると水野氏は話します。IRにおける情報戦略と情報基盤整備は切り離して運用するのではなく、連携して進めることで情報基盤の効果がIRで検証でき、またIRで得られた戦略を情報基盤整備でICT環境として提供することが可能となります。このような形で効果的なPDCAを運用したいと考えています。静岡理工科大学のネットワークとIRデータ活用のモデルを海外の教育機関にも参考にしてもらえるようなものに作り上げていき、今後のグローバルなIR、教育の質向上のために貢献していく考えです。
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