ハイブリッドワークフォース
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ベスト プラクティスを学び、革新的なソリューションを調べ、Meraki コミュニティでいろいろな人と知り合いましょう。
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日光ケミカルズは、1946年に設立され、国内4拠点を持ち、国外ではシンガポール、上海を中心に、化粧品や医薬品から食品、塗料インキ、油剤、一般工業まで、幅広い領域や製品開発サポートをしています。「創造性の涵養(かんよう)」を基本理念として持ち、既成概念にとらわれることのないアイディアを創出し、また、それらを実行するための強い意志・チャレンジ精神をつねに持ち続け、お客様にイノベーションをもたらす、独創的な製品やサービスを提供しております。
日光ケミカルズは、Amazon Web Services (以下 AWS)の利用など、クラウド化がとても進んでいる企業です。きっかけは2011年の東日本大震災後、サーバのバックアップを考慮した際、首都圏にあったデータセンターを地方へ移すことを検討されましたが、コストも高く、再構築も大変なため、データをバックアップするためにはクラウドが最適だという結論に辿りつきました。そこから、まずAWSの採用から始めました。総務部ICTグループ 東原 雄一氏が、AWSと同じようにクラウドネットワークを介したネットワーク機器を探していたところ、サーチエンジンで「クラウドネットワーク」と簡単な検索をかけ、Meraki を知ることができました。
以前のネットワークは、オンプレミス型で一般的なルータ、ハブがある構成でした。グループ会社には拠点がいくつもあり、新しいコンフィグレーションを組むとなったときに、従来製品だと、新しい機械を持って行く手間があったので、集中管理ができるものを探していました。また、他社製品でセキュリティ機能が備わった製品だと、価格がとても高いことが分かりました。当時利用していたアクセスポイントだと、セキュリティが脆弱だったため、RADIUS連携ができるものも探していました。「他社製品をいくつも検討してみたが、機能が管理者側から容易である、コストパフォーマンスが良くて、モバイル端末管理(以下 MDM・EMM)の機能を持っていて、クラウドから一括集中管理できる、という4点がMeraki を選定する最大のポイントとなりました。」と、総務部長 長谷川 昌之氏は説明します。
国内拠点の日本橋、大阪、板橋、宇都宮、那須、そして海外の3拠点には、MR アクセスポイント40台とMX セキュリティアプライアンス6台を導入しています。ゲスト用には、ダッシュボードからほんの数クリックで設定できるFacebook 認証 Wi-Fi を利用しています。普段の運用管理はすべて日本橋の本社から東原氏が自ら行っています。Meraki ならすべてリモートから管理できるため、他拠点にはITの専門家は必要とされていません。
「集中管理ができるので、”trial and error”(試行錯誤)を繰り返せる、チャレンジは何度でもできるので、SSIDを発行してそのまま使わせたりとか、それが楽でしたね。ほかの製品だとそれが難しいです。設定して、それが本当にあっているのかどうかも分からないですから。」と、東原氏は語ります。
2016年末にダッシュボードが日本語対応になったおかげで、さらに使いやすくなり、東原氏は今まで使えていなかったMRアクセスポイントに備わっているフィルタリング機能を使うようになりました。アダルト系サイトにブロックを有効にするか無効にするか、一つのボタンだけで止められるのでとても設定が簡単なので、助かっているそうです。また、MX セキュリティアプライアンスのウェブキャッシュ機能も使うようになりました。
もし、今後Merakiがない会社に行くことがあるとしたら、ネットワーク管理をする上では、全部Merakiを入れますね。どの機能を抜いても絶対に入れますね。それだけ、運用管理が楽なのですから。
総務部ICTグループ
東原 雄一 氏
管理されているモバイル端末台数は、配布したiPhone iPadだけで250台で、Meraki MDM・EMMも重宝しています。頻繁に使われている機能はポリシー、リモートワイプ(端末を紛失したという連絡が来たときに利用)、アクティベーションロックです。「例えば、Apple IDをきちんと消去せずに返してきたときに、Merakiがなければ、iPhoneをアクティベーションロックしてあげないと設定ができなくなるので、Meraki を入れていて良かったと思った。」と東原氏は述べます。
「トラブルシュートで一番良いのは、問題の原因の説明ができるということです。セキュリティインシデントを表示できることも良いですし、ユーザからネットワークが遅いという問い合わせがあれば、ダッシュボードを開いて、『こんな使い方をしているから』とすぐに回答することができます。今まで最も多かった、正しく認証が通っているかどうかという問い合わせも、現場の人が自らダッシュボードで確認できることができ、問い合わせやクレームがとても減りました。」(東原氏)
具体的な例としては、海外拠点から、ネットワークが遅いというクレームを受けたときに、ダッシュボードでトラフィックを確認したら、就業時間内にYouTubeをかなり見続けているユーザがいることが原因だと分かったので、海外担当者に帯域を占領していたユーザを即座にお伝えし、迅速に解決させることができたそうです。このように Meraki は、IT担当者のクレーム・トラブルシュートに掛ける時間を大幅に削減させ、ほかの重要業務に掛けられる時間を増やすことを実現させます。
日光ケミカルズの以前のネットワークだと、拠点間VPNは必要があるところだけに接続していたため、VPN接続している拠点もあれば、接続していない拠点もあったそうです。Merakiなら、拠点間VPN の設定がほんの数クリックするだけで完了させることができるため、今では、すべての拠点間でAuto VPN機能を利用しています。
Meraki だと、アップデートパッチはご自身でスケジュール可能のため、とても役に立っていると長谷川氏は話します。「従来製品だと、現地に行く必要があるが、Meraki なら何月何日何時と設定するだけで、あとは自動でできます。以前はアップデートのためにアナウンスをして、『この時間帯使えませんから』と言って管理操作アップデートが必要だったが、今では全く業務を妨げることなく、アナウンスせずに深夜にスケジューリングして、それだけで済んでいます。」
「もし、今後Merakiがない会社に行くことがあるとしたら、ネットワーク管理をする上では、全部Merakiを入れますね。どの機能を抜いても絶対に入れますね。それだけ、運用管理が楽なのですから。」と東原氏は強調します。
日光ケミカルズでは、今後リモートワイプにMeraki のAPI を利用する予定です。電話をトリガーとして、電話を掛けたら、API連携して端末をワイプさせる、というものの構築を進めています。将来的には、APIでの障害検知やトラブルシュートを視野に入れていると話しています。Meraki では、より使いやすいネットワークの運営を可能することによって、引き続き日光ケミカルズの業務をご支援できることを楽しみにしています。
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